キーボードの選び方|タイピングが快適になる3つの軸
先に結論から言うと、タイピング上達のために高いキーボードを買う必要はありません。今あるキーボードで十分上達できます。それでも「なんだか打ちにくい」「指が疲れる」と感じてきたら、買い替えの判断材料として次の3つの軸で選ぶと失敗しにくくなります。
軸1:スイッチ方式(打鍵感)
打ち心地と価格を最も左右するのがキースイッチです。代表的な4種類の特徴をまとめました。
| 方式 | 打鍵感 | 価格 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| メンブレン | 柔らかく静か | 安い | 最初の1台・コスト重視 |
| パンタグラフ | 薄く軽い | 安い〜中 | ノートPCに慣れた人 |
| メカニカル | カチッと明確 | 中〜高 | 打鍵感と耐久性重視 |
| 静電容量無接点 | なめらかで疲れにくい | 高い | 長時間打つ人 |
迷ったら、メンブレンか今の手持ちで問題ありません。物足りなくなってから上を検討すれば十分です。
軸2:キー配列
日本ではJIS配列が標準で、普段使いならこれで困りません。プログラミングや英語入力が多いならUS配列も選択肢ですが、配列を途中で変えると一時的に大きく打ちづらくなります。最初にどちらかへ決めて、当面は変えないのがおすすめです。
軸3:サイズ・キーピッチ
キーの間隔(キーピッチ)は19mm前後が標準です。手が大きい人は広め、小さい人や子どもは少し狭めが打ちやすく感じます。数字入力が多いならテンキー付き、マウスを体の近くに置きたいならテンキーレス、と用途で選びましょう。
静音性と接続も忘れずに
在宅勤務や家族と同じ部屋で打つなら、静音タイプが無難です。打鍵音が気になる環境でカチカチ鳴るキーボードを使うと、それだけでストレスになります。接続は、遅延が少なく電池切れのない有線が確実。デスクをすっきりさせたいなら無線でも、いまどきは実用上ほぼ問題ありません。
よくある質問
Q. 高いキーボードを使えば速くなりますか?
A. 直接は速くなりません。速度を決めるのは運指と練習量です。ただし「疲れにくい・打ちやすい」キーボードは練習を続けやすくするので、間接的に上達を助けます。
Q. ゲーミングキーボードは必要?
A. タイピング練習に専用品は不要です。打鍵感が好みなら選んでもよい、という程度で十分です。
結局、速くなるかどうかを決めるのは道具より練習量です。新しいキーボードを物色するより、今のキーボードで 毎日少し打つ ほうが、確実に速くなります。