左手・右手だけのタイピング練習で“苦手な指”を克服する方法
タイピングが伸び悩む人を見ていると、「全体的に遅い」よりも「特定の指だけ遅い」ケースがけっこうあります。たいていの犯人は薬指と小指。ここだけ動きが鈍く、全体の足を引っぱっているのです。
やっかいなのは、両手で打っているとこの弱点が見えにくいこと。得意な指がさりげなくカバーしてしまうからです。そこで効くのが、あえて片手だけで打つ練習。逃げ場がなくなるぶん、普段サボっている指に否応なく仕事が回ってきます。
なぜ片手練習が効くのか
両手だと、苦手な指の遅れを反対の手や得意な指が吸収してしまい、弱点が「平均」に隠れます。片手に絞ると、その手のすべてのキーを担当の指で打つしかなくなる。結果、薬指・小指のような弱い指が集中的に鍛えられます。
弱くなりやすい指
- 薬指 … 隣の中指や小指につられやすく、独立して動かしづらい
- 小指 … 力が弱く、A・P・Enter・Shift など端のキーで遅れがち
- 左手の Q・W・E … 使用頻度が低く、運指が乱れやすい
練習メニュー
ホームポジション に片手を置き、その手だけで打てる短い単語や文章を、ゆっくり正確に打ちます。守ってほしいのは「正しい指で打つ」こと。薬指で打つべきキーを中指でずらして打つクセがつくと、あとで直すのが本当に面倒です。
- まず左手だけを5分、続けて右手だけを5分
- 速さは気にせず、正確に。ミスしても止まらず正しい指で打ち直す
- これを1〜2週間、毎日続ける
最初はミスが増えますが、それが普通です。続けるうちに、遅れていた指が周りに追いついてくる感覚がつかめてきます。
やりすぎ注意
片手練習はあくまで「補強」。これだけに偏らず、両手の通常練習と組み合わせるのが基本です。両手に戻したとき「あれ、薬指がちゃんと動く」と気づけたら、しめたものです。
卒業の目安(セルフチェック)
片手練習は、ずっと続けるものではありません。次が感じられたら、両手の通常練習に比重を戻してOKです。
- 片手だけでも、薬指・小指で正しい指のまま打ち切れる
- 両手に戻したとき、苦手だった指が「前より動く」と感じる
- 同じ短文を、最初より明らかにミスなく打てる
逆に、まだ薬指のキーをつい中指でずらして打ってしまう間は、もう少し続ける価値があります。
よくある質問
Q. 毎日どれくらいやればいい?
A. 左右あわせて10分ほどで十分です。短くても毎日続けるほうが効果的です。
Q. 両手の練習はやめるべき?
A. いいえ。片手練習は弱点補強用です。仕上げは必ず両手の練習で行いましょう。
カケルタイピングには 左手だけ・右手だけ のドリルモードがあります。10問形式でミスしても止まらないので、苦手な指をテンポよく反復できます。